『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が好きな人におすすめの漫画5選【恋愛・価値観・人間ドラマ】

ラブコメ

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』は、谷口菜津子先生による、恋愛や料理を通して「当たり前」だと思っていた価値観を見つめ直していく漫画です。社会人カップルの勝男と鮎美。長く付き合い同棲生活も続けてきた二人ですが、勝男が結婚を意識し始めたところから、それまで見過ごされていた二人のズレが浮かび上がっていきます。

特に印象的なのが、料理をきっかけに勝男が自分自身の考え方と向き合っていくところです。「料理を作るのは誰なのか」「恋人ならこうするもの」「男なら、女ならこうあるべき」といった、それまで疑うことのなかった価値観を一つずつ見直していきます。恋愛漫画でありながら、誰かと一緒に生きることや、自分らしく生きることについて考えさせられる作品です。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』の魅力とは?

この作品の大きな魅力は、登場人物を単純な「悪い人」として描かないところです。勝男の考え方には時代遅れに感じられる部分がありますが、本人は最初から誰かを傷つけようとしているわけではありません。自分が正しいと思ってきた価値観を疑う機会がないまま大人になり、それが恋愛の中で問題として表面化していきます。

だからこそ面白いのが、失敗したあとに勝男が少しずつ変わっていく過程です。慣れない料理を実際に自分で作ってみることで、これまで当然のように受け取っていたものの裏側にある手間や気持ちに気づいていく。その変化が一気に起こるのではなく、失敗したり悩んだりしながら進んでいくため、人間らしい成長として楽しめます。

そして、変わっていくのは勝男だけではありません。鮎美もまた、自分がこれまで「こうすれば幸せになれる」と思ってきた生き方を見つめ直していきます。どちらか一方だけが反省する話ではなく、それぞれが自分自身の価値観と向き合う物語になっているところが、本作の大きな魅力です。

ここからは、そんな『じゃあ、あんたが作ってみろよ』のように、大人の恋愛や価値観のすれ違い、料理や日常を通した気づき、人間の成長を楽しめる漫画を5作品紹介します。

おすすめの作品を詳しく紹介

1.『きのう何食べた?』

弁護士の筧史朗と美容師の矢吹賢二、二人の男性の日常を食卓を中心に描いた、よしながふみ先生の漫画です。仕事帰りにスーパーへ寄り、限られた予算で食材を選び、家に帰って料理を作る。そんな日々の暮らしとともに、二人の関係や家族、仕事、将来についての悩みが描かれていきます。

料理が単なるグルメ要素ではなく、人と人との関係を描くための大切な存在になっているところが『じゃあ、あんたが作ってみろよ』とよく似ています。一緒に食べることや相手のために料理を作ることを通して、言葉だけでは伝わらない気持ちが見えてきます。

大人同士だからこそ生まれる価値観の違いや、長く一緒に暮らしていくうえでの小さなすれ違いも丁寧に描かれています。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で料理と人間関係が結びついているところが好きだった人には特におすすめです。

『きのう何食べた?』が好きな人におすすめの漫画5選【料理・日常・人間ドラマ】
『きのう何食べた?』が好きな人におすすめの似てる漫画を5作品紹介。毎日の料理や食卓、穏やかな日常、大人同士の人間関係を丁寧に描いた、『きのう何食べた?』みたいな漫画を探している人にぴったりの作品を厳選しました。

2.『逃げるは恥だが役に立つ』

仕事を失った森山みくりが、会社員の津崎平匡と「仕事としての結婚」をするところから始まる海野つなみ先生のラブコメディです。みくりは家事を労働として担当し、平匡から給与を受け取るという少し変わった共同生活を始めます。

家事は誰がするものなのか、それにどれほどの価値があるのかという問題を恋愛の中に自然に取り入れているところが魅力です。二人の関係が変化していくにつれて、恋人、夫婦、仕事、家庭といったものについて、それまで当たり前だと思っていた考え方も揺さぶられていきます。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で、男女の役割や家事に対する価値観を見直していくところが面白かった人とは非常に相性のいい作品です。社会的なテーマを扱いながらも、しっかりラブコメとして楽しめるところも共通しています。

3.『1122』

結婚7年目を迎えた相原一子と二也の夫婦を中心に、「夫婦とは何なのか」を描いた渡辺ペコ先生の漫画です。二人は仲が悪いわけではありませんが、一般的な夫婦とは少し違ったルールを持ちながら生活しています。

恋愛して結婚すればそれで幸せになれる、という単純な物語ではありません。長く一緒にいることで変化していく感情や、相手を大切に思っていても埋められない距離など、大人のパートナーシップがかなり現実的に描かれます。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で、恋人同士であっても「自分にとっての普通」が相手にとっての普通とは限らないという部分に惹かれた人におすすめです。よりシリアスな方向から、男女が一緒に生きることについて考えたい人に向いています。

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『1122』が好きな人におすすめの似てる漫画を5作品紹介。夫婦関係やセックスレス、結婚生活、すれ違う男女の価値観をリアルに描いた、『1122』みたいな漫画を探している人にぴったりの作品を厳選しました。

4.『凪のお暇』

周囲の空気を読み続けながら生きてきた大島凪が、仕事も恋人もそれまでの生活も手放し、新しい暮らしを始めるコナリミサト先生の漫画です。人からどう見られるかを気にして自分を抑えてきた凪が、さまざまな人と出会いながら自分自身の生き方を探していきます。

この作品で印象的なのは、「自分が本当に望んでいるものは何なのか」を登場人物たちが少しずつ見つけていくところです。恋愛だけではなく、仕事や家族、友人関係など、それまで当然だと思っていた価値観が次々と問い直されていきます。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で、勝男や鮎美が自分の中にある固定観念に気づき、そこから変わろうとする姿が好きだった人にはぴったり。欠点のある大人たちが失敗しながら少しずつ前へ進む人間ドラマとしても楽しめます。

『凪のお暇』が好きな人におすすめの漫画5選【恋愛・人生再出発・人間ドラマ】
『凪のお暇』が好きな人におすすめの似てる漫画を5作品紹介。仕事や恋愛に疲れた大人の再出発、自分らしい生き方、不器用な人間関係を描く、『凪のお暇』みたいな漫画を探している人にぴったりの作品を厳選しました。

5.『ながたんと青と-いちかの料理帖-』

戦後の京都を舞台に、老舗料亭の娘・いち日と、彼女より年下の周が夫婦となり、傾きかけた料亭を立て直していく磯谷友紀先生の漫画です。年齢も育ってきた環境も考え方も違う二人が、料理や店を通して少しずつ関係を築いていきます。

最初から理想的な夫婦として始まるわけではなく、一緒に生活しながら相手の考えを知り、自分自身の価値観も変化していくところが魅力です。また、料理が人と人をつなぐ重要な役割を果たしているため、食を通した人間ドラマとしても読み応えがあります。

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』で、料理を実際に作ることによって相手への理解や自分自身の考え方が変わっていくところが好きだった人には特におすすめです。恋愛だけでなく、仕事や人生についてもじっくり描かれた作品を読みたい人に向いています。

まとめ

『じゃあ、あんたが作ってみろよ』が好きな人には、恋愛のときめきだけではなく、一緒に暮らすことで見えてくる価値観の違いや、大人になってから自分自身の考え方を見つめ直していく漫画がおすすめです。

料理と日常を通してパートナーとの関係を描いた作品なら『きのう何食べた?』、家事や男女の役割について考えながらラブコメも楽しみたいなら『逃げるは恥だが役に立つ』。よりリアルな夫婦関係を読みたいなら『1122』も相性のいい作品です。

自分らしい生き方を探して変わっていく物語なら『凪のお暇』、料理と夫婦の成長をじっくり楽しみたいなら『ながたんと青と-いちかの料理帖-』もおすすめです。どの作品も「今まで当たり前だと思っていたこと」を別の角度から見せてくれます。『じゃあ、あんたが作ってみろよ』に似てる漫画を探している人は、気になる作品からぜひ読んでみてください。

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