「派手な俺TUEEE作品もいいけれど、落ち着いた大人の主人公が実力を見せる作品が読みたい」――そんな人におすすめなのが『片田舎のおっさん、剣聖になる』です。
片田舎で剣術道場を営んでいた中年剣士ベリル・ガーデナント。本人は自分を「少し剣が使える程度のおっさん」だと思っていますが、長年磨き続けてきた剣の腕は、周囲から“剣聖”と評されるほどの領域に達しています。
本記事では、そんな『片田舎のおっさん、剣聖になる』が好きな人におすすめしたい漫画を5作品紹介します。剣術、師弟関係、実力を隠した強者、渋い大人の主人公など、本作と共通する魅力を持った作品を中心に選びました。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』の魅力とは?
『片田舎のおっさん、剣聖になる』の面白さは、主人公ベリルの「本人だけが自分の強さをよく分かっていない」というギャップにあります。
片田舎で剣術道場の師範をしていたベリルのもとを訪れたのは、かつての教え子アリューシア。王国騎士団長にまで成長した彼女から騎士団付きの特別指南役に推薦されたことで、ベリルの穏やかな田舎暮らしは大きく変化していきます。
王都で再会するのは、それぞれの世界で立派に成長した元弟子たち。彼らから尊敬されながらも、ベリル自身はどこまでも控えめ。しかし実際に剣を握れば、その積み重ねてきた技術の高さが明らかになっていきます。
単純に圧倒的な能力で敵を倒すのではなく、長年磨いた経験や技術で戦うところも大きな魅力。若い主人公とは一味違う、落ち着いた強者の格好よさを楽しめる作品です。
おすすめの作品を詳しく紹介
1.『辺境の老騎士 バルド・ローエン』
年齢を重ねた実力者が主人公という部分で、特におすすめしたい作品です。長年仕えた土地を離れた老騎士バルド・ローエンが、人生の終わりを見据えながら旅へ出ます。
主人公は若さや勢いで突き進むタイプではなく、積み重ねてきた経験と確かな実力を持つベテラン。戦闘だけでなく、旅先で出会う人々や料理、人生についての描写もしっかり楽しめます。
ベリルのような「年齢を重ねたからこそ格好いい主人公」が好きなら相性抜群。派手さだけではない、渋いファンタジー漫画を読みたい人におすすめです。
2.『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』
若者が活躍するイメージの強い冒険者の世界で、30歳を過ぎてから冒険者を目指すリックを主人公にしたファンタジー作品です。
リック本人の感覚と周囲から見た実力に大きなズレがあるところがポイント。規格外の実力者たちによる凄まじい修行を「普通」だと思っているため、自分がとんでもない強さになっていることを十分に理解していません。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』の「本人は控えめなのに実際はめちゃくちゃ強い」という展開が好きな人にはかなり読みやすい作品。こちらはより爽快感の強いバトルを楽しめます。
3.『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』
田舎で暮らす元冒険者ベルグリフと、その養女アンジェリンを中心に描かれるファンタジー漫画です。
冒険者として最高峰のSランクにまで成長したアンジェリンですが、彼女が心から尊敬しているのは田舎で暮らす父ベルグリフ。本人は静かな生活を送っているものの、その人柄や経験、剣士としての実力が少しずつ周囲にも伝わっていきます。
「田舎暮らしの実力者」「教え子や若い世代から慕われる大人」という点はベリルと非常に近いものがあります。戦闘だけでなく、親子や仲間との温かな関係を楽しみたい人にもおすすめです。
4.『THE NEW GATE』
オンラインゲームの世界を舞台に、圧倒的な実力を持つ剣士シンの冒険を描いたファンタジー作品です。
シンはゲーム内でもトップクラスの実力者でしたが、ある出来事をきっかけに500年後の世界へ飛ばされてしまいます。常識や勢力図が変わった世界を旅しながら、かつて培った能力を武器にさまざまな強敵と戦っていきます。
主人公の立ち位置はベリルとは異なりますが、「剣士として高い実力を持つ主人公が、周囲を驚かせていく」という爽快感は共通しています。剣術と王道ファンタジーをたっぷり楽しみたい人向けです。
5.『Helck』
人間の勇者でありながら魔界の新魔王を決める大会へ参加し、「人間を滅ぼそう」と笑顔で語る謎の男・ヘルクを中心に描いたファンタジー作品です。
序盤はコミカルな雰囲気が強いものの、物語が進むにつれてヘルクの過去や人間世界で起きている出来事が明らかになり、壮大な物語へと発展していきます。
圧倒的に強いだけではなく、人柄や背負ってきた経験によって主人公の格好よさを見せてくれるのが魅力。ベリルのような「強さだけでは語れない大人の主人公」が好きな人におすすめです。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』好きならこの5作品がおすすめ
『片田舎のおっさん、剣聖になる』が好きなら、まず読んでほしいのは『辺境の老騎士 バルド・ローエン』です。年齢を重ねた剣士ならではの経験や落ち着き、渋い格好よさという点で特に相性がいい作品です。
「本人が自分の強さに気づいていない」という面白さを重視するなら『新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。』、師弟や家族の温かな関係も楽しみたいなら『冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた』がおすすめ。
剣を使った爽快なファンタジーバトルなら『THE NEW GATE』、強さの裏にあるドラマまで楽しみたいなら『Helck』もぴったりです。
若い天才だけではなく、長年積み重ねてきた経験や技術を持つ人物が活躍する作品には独特の格好よさがあります。ベリルの活躍に惹かれた人は、ぜひ今回紹介した作品もチェックしてみてください。

