心霊現象が大好きなのに霊が寄ってこない少年と、怪異に好かれすぎてしまう少女――。そんな正反対な二人を中心に、怪異と青春を描いていくホラーコメディが『写らナイんです』です。
オカルト好きの橘みちるは、心霊写真を撮ろうとしてもなぜか何も写らないほど霊から避けられる体質。一方、同級生の黒桐まことは、本人の意思とは関係なく怪異を引き寄せてしまいます。
怪異に会いたい少年と、怪異から逃れたい少女。噛み合わない二人が一緒に行動することで、次々と奇妙な出来事へ巻き込まれていきます。
今回は『写らナイんです』が好きな人におすすめしたい漫画を5作品紹介します。怪異、心霊、ホラー、青春、コメディなど、本作と共通する魅力を持った作品を中心に選びました。
『写らナイんです』の魅力とは?
『写らナイんです』の面白さは、怖い怪異を扱いながらも、物語全体にはどこかコミカルで青春漫画らしい空気が流れているところです。
橘みちるはオカルトが大好きで、幽霊や心霊現象との遭遇を求めています。しかし本人は霊から徹底的に避けられてしまうという、オカルト好きとしては何とも残念な体質の持ち主です。
そんなみちるが出会う黒桐まことは正反対。彼女の周囲には怪異が集まりやすく、普通に生活しているだけでも奇妙な現象に巻き込まれてしまいます。
「怪異に会いたい人」と「怪異から逃げたい人」という二人の組み合わせによって、恐怖だけでは終わらない独特の掛け合いが生まれているのが魅力です。
不気味な怪異の正体が気になるホラーとしての面白さと、二人の関係がどう変わっていくのかという青春漫画としての面白さを同時に楽しめます。
おすすめの作品を詳しく紹介
1.『見える子ちゃん』
怪異が見えてしまう少女の日常を描いたホラーコメディです。
普通の女子高生・四谷みこは、ある日突然、恐ろしい異形の存在が見えるようになってしまいます。しかし彼女が選んだ対処法は、除霊でも戦うことでもなく、ひたすら「見えていないふり」をすることでした。
目の前に恐ろしい怪異がいても必死に平静を装うみこと、何も知らずに普段通り過ごす周囲とのギャップが面白い作品です。
怪異そのものはしっかり怖いのに、登場人物のやり取りによって笑える場面も多いところが『写らナイんです』と共通。ホラーとコメディの両方を楽しみたい人におすすめです。
2.『うしろの正面カムイさん』
怪異や幽霊を題材にしながら、とにかく予想外の方向へ突っ走るホラーコメディです。
幽霊を見ることができ、さらに怪異を引き寄せてしまう女子高生・耳塚シヅカは、有名な霊能力者カムイの助手としてさまざまな心霊現象に遭遇していきます。
恐ろしい怪異が次々と現れますが、圧倒的な霊能力を持つカムイの除霊方法はあまりにも型破り。怖さと笑いの落差が大きな魅力になっています。
怪異に巻き込まれやすい少女という設定も『写らナイんです』と相性抜群。心霊漫画だけど笑える作品をもっと読みたい人におすすめです。

3.『ダンダダン』
幽霊、妖怪、宇宙人、超能力といったオカルト要素を詰め込んだ青春バトル漫画です。
幽霊を信じる女子高生・綾瀬桃と、宇宙人を信じるオカルトマニアの高倉健。お互いの主張を証明するために心霊スポットとUFOスポットへ向かった二人は、本物の怪異と遭遇してしまいます。
強烈な怪異とのバトルだけでなく、ギャグや恋愛、友情といった青春要素もしっかり描かれているのが特徴です。
オカルト好きな少年少女が怪異に巻き込まれていく展開や、ホラーだけでは終わらない青春感が好きなら特におすすめです。

4.『光が死んだ夏』
怪異と青春を組み合わせながら、より不穏でじっくりとした恐怖を味わいたい人におすすめの作品です。
田舎の集落で暮らす少年・よしきは、幼なじみの光に対してある違和感を抱いていました。姿も声も記憶も光そのもの。しかし、目の前にいる存在が以前の光ではないことに気づいてしまいます。
日常のすぐそばに「何かがおかしい」という感覚が少しずつ広がっていくタイプのホラーで、派手な恐怖とは違った不気味さが魅力です。
『写らナイんです』よりシリアスですが、学生たちの関係と怪異が密接に絡み合う作品が好きな人なら楽しめるでしょう。

5.『放課後少年 花子くん』
学校の怪異と生徒たちの日常を、かわいらしくコミカルに描いた『地縛少年 花子くん』のスピンオフ作品です。
学園に存在する七不思議や怪異たちにも、事件が起きていない時間にはそれぞれの日常があります。そんな本編では描かれにくい、花子くんたちの放課後の出来事を楽しめます。
怪異という題材を使いながらも、怖さよりキャラクター同士の掛け合いやコメディを中心に楽しめるのが特徴です。
『写らナイんです』のホラーだけではない軽快な雰囲気や、学校生活と怪異を組み合わせた世界観が好きな人におすすめです。
『写らナイんです』好きならこの5作品がおすすめ
『写らナイんです』は、怪異に会いたい少年と怪異に好かれてしまう少女という正反対な二人を中心に、ホラーとコメディ、青春を組み合わせた作品です。
怪異が見える少女とホラーコメディという組み合わせなら『見える子ちゃん』、怪異を引き寄せる体質と型破りな除霊を楽しみたいなら『うしろの正面カムイさん』がおすすめです。
オカルトと青春、派手なバトルまで楽しみたいなら『ダンダダン』、もっと不穏で本格的な怪異の怖さを味わいたいなら『光が死んだ夏』も相性がいいでしょう。
学校の怪異をコミカルに楽しみたいなら『放課後少年 花子くん』もおすすめです。
怪異は怖いけれど、ホラーだけでは少し物足りない。そんな人は、ぜひ今回紹介した5作品もチェックしてみてください。

