『MAMBA』が好きな人におすすめの漫画5選【怪異・オカルト・サスペンス】

サスペンス

『MAMBA 特殊業務委託機関マジカルステップ第19分室』は、鉄一による怪奇サスペンス漫画です。舞台となるのは、普通の警察では対処できないオカルト絡みの特殊事案を請け負う「特殊業務委託機関マジカルステップ第19分室」。

そこで室長を務めるのが、子供のような姿をした女性・時村潤です。彼女はある事情から子供の姿のまま時が止まっており、元刑事の部下・鷹頭大祐とともに、人間の常識では説明できない事件を調査していきます。

第1巻で二人が関わるのは、柄本という男性の目の前で女性が次々と変死する事件。死因はいずれも両眼球の破裂と脳の損傷。防犯カメラに残された映像から警察も「人ならざるもの」の関与を認め、通常捜査を断念したことで、事件はマジカルステップへ委託されます。

怪異の恐ろしさだけでなく、「なぜこんな現象が起きたのか」を調べていくミステリーと、強烈なキャラクターたちの掛け合いを同時に楽しめるのが『MAMBA』です。

『MAMBA』の魅力とは?

『MAMBA』の大きな魅力は、怪異が存在する世界でありながら、それを専門的に処理する「仕事」が存在していることです。幽霊や化け物に偶然遭遇した一般人が逃げ回るだけではなく、警察が対応できない案件を専門機関が引き継ぎ、調査して解決へ向かいます。

その中心にいる時村潤も、一目見ただけで忘れにくい主人公です。子供のような外見と室長という肩書きのギャップがあり、さらに彼女自身にも普通の人間とは異なる事情があります。単なる怪異事件の案内役ではなく、「時村自身は一体何者なのか」という謎も作品を読み進める理由になっています。

そんな時村と行動する鷹頭大祐は元刑事。超常的な世界に属する時村と、警察組織にいた鷹頭という組み合わせによって、怪異と現実的な捜査の両方から事件を見ることができます。二人のキャラクターの違いも、作品のテンポを作る重要な要素です。

事件そのものもしっかり不気味です。第1巻の連続変死事件では、女性たちがなぜ同じ男性の目の前で死んだのか、柄本はその瞬間に「何を」見ていたのかという謎から物語が進みます。怪異がいるから怪異の仕業だと決めつけるのではなく、異常現象の背後にある理由へ近づいていく構成になっています。

そして本作では、怪異が人間の日常から完全に切り離された存在として描かれていません。普通の生活のすぐ隣に理解不能なものが潜み、何らかのきっかけで人間と接触する。その距離の近さが独特の怖さを生み出しています。

ホラーでありながら、登場人物のビジュアルや掛け合いには強いエンターテインメント性があります。重い事件だけが延々と続く作品ではないため、怪談そのものより「怪異事件を解決する特殊チームもの」が好きな人にも読みやすい作品です。

『MAMBA』は2025年12月に連載を開始し、2026年5月にはコミックス第1巻が発売。2026年9月現在も連載が続いており、時村と鷹頭が新たな怪異事件へ挑んでいます。

ここからは、『MAMBA』のように、日常へ入り込んだ怪異、普通では解決できない不可解な事件、そしてそれを調査する個性的な人物たちを楽しめる漫画を中心に、おすすめの5作品を紹介します。

おすすめの作品を詳しく紹介

1.『裏バイト:逃亡禁止』

田口翔太郎によるホラー漫画です。黒嶺ユメと白浜和美の二人が、高額報酬と引き換えに危険な「裏バイト」へ参加し、説明不能な怪異に遭遇していきます。

仕事内容は一見すると普通でも、現場には異様なルールや理解できない存在が潜んでいます。そして「何かがおかしい」と気づいたころには、すでに逃げることすら難しくなっていることもあります。

『MAMBA』で、現代社会の中に怪異が普通に潜んでいる世界観が好きだった人には特におすすめです。怪異の正体をすべて説明しきらないエピソードも多く、「結局あれは何だったんだ」と後から考えたくなる不気味さがあります。

2.『ダンダダン』

龍幸伸による、幽霊・宇宙人・妖怪といった超常現象を題材にしたオカルティックバトル漫画です。幽霊を信じる綾瀬桃と宇宙人を信じる高倉健が、互いの主張を証明しようとしたことから本物の怪異へ巻き込まれていきます。

怪異の怖さを描きながらも、激しいアクションやコメディ、青春、恋愛まで一気に詰め込んでいるのが特徴です。次々と奇妙な存在が登場し、登場人物たち自身も超常現象と深く関わっていきます。

『MAMBA』で、怖い事件と強烈なキャラクターが同居しているところが好きだった人におすすめです。ホラーだけに寄りすぎず、キャラクターの魅力でぐいぐい読ませる点にも共通する面白さがあります。

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3.『見える子ちゃん』

泉朝樹による、普通の人には見えない異形の存在が突然見えるようになった女子高校生・四谷みこを描くホラーコメディです。みこは恐ろしい怪異を目の前にしても、「見えていないふり」をして日常生活を続けます。

電車、学校、家、街中など、ごく普通の場所に異形が存在しているのが本作の怖さです。何気ない日常風景が、みこの視点へ切り替わった瞬間にまったく違う景色へ変わります。

『MAMBA』で、怪異が遠い異世界ではなく現代の日常に潜んでいるところに惹かれた人におすすめです。恐ろしいビジュアルとコミカルな人物描写の落差も大きく、怖いのに読みやすい怪異漫画として楽しめます。

4.『夏目アラタの結婚』

乃木坂太郎によるサスペンス漫画です。児童相談所に勤める夏目アラタは、ある少年からの依頼をきっかけに、連続殺人事件の容疑者・品川真珠と拘置所で面会することになります。

超常現象を扱う作品ではありませんが、アラタが相手の言葉や表情から真相を探り、危険な駆け引きを続けていく過程は非常にスリリングです。会話一つで状況が逆転するため、事件の真相を追うミステリーとして強い緊張感があります。

『MAMBA』で、単純に怪異を倒すだけではなく「この事件では何が起きているのか」を調査する部分が好きだった人におすすめです。理解できない相手と向き合いながら真実へ近づいていくサスペンスを存分に味わえます。

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5.『光が死んだ夏』

モクモクれんによる、田舎の集落を舞台にした青春ホラーです。よしきは、幼なじみの光が山で行方不明になった後、戻ってきた彼が以前の光とは違う「ナニカ」になっていることに気づきます。

姿も声も記憶も光そのもの。しかし決定的な部分だけが人間ではありません。よしきはその事実を理解しながらも、光の姿をした存在とこれまで通りの日常を続けようとします。

『MAMBA』で、人間の常識では分類できない「何か」に惹かれた人におすすめです。怪異を単純なモンスターとして扱わず、人間と怪異の関係そのものを物語の中心に据えているため、怖さと同時に切なさも残ります。

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まとめ

『MAMBA 特殊業務委託機関マジカルステップ第19分室』は、鉄一による怪奇サスペンス漫画です。子供の姿で時が止まっている室長・時村潤と、元刑事の鷹頭大祐が、警察では解決できないオカルト絡みの特殊事案へ挑みます。

現代社会へ入り込む怪異と仕事を組み合わせた作品なら『裏バイト:逃亡禁止』、怪異と個性的なキャラクターの組み合わせなら『ダンダダン』がおすすめです。日常に潜む異形なら『見える子ちゃん』、事件の真相へ迫る緊張感なら『夏目アラタの結婚』、人間には理解できない存在との関係なら『光が死んだ夏』も相性のいい作品です。

警察さえ捜査を断念する事件で、本当は何が起きているのか。怪異そのものの恐怖と、その背後にある事情を解き明かしていく面白さが『MAMBA』にはあります。時村と鷹頭のコンビや、次々と現れる不可解な事件に惹かれた人なら、今回紹介した5作品にも日常のすぐ隣に潜む「何か」の怖さを味わえるはずです。

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