『ハナバス 苔石花江のバスケ論』が好きな人におすすめの漫画5選【女子バスケ・青春・成長】

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『ハナバス 苔石花江のバスケ論』は、三好宏平による女子バスケットボール漫画です。2024年12月から「マガジンポケット」で連載が始まり、2026年8月にはコミックス第7巻が発売されています。

主人公の苔石花江は、生き物が大好きなのに“霊長類=人間”と関わることが大の苦手な女子高校生。高校生活での目標は「友達を作ること」でした。そんな花江は、高校1年生の春に初めてできた友達・小緑さんに誘われ、バスケットボール部を見学することになります。

ところが、見学だけのつもりがなぜかバスケで勝負をすることに。人と話すだけでも挙動不審になってしまう花江が、コミュニケーションなしでは成立しないチームスポーツの世界へ飛び込みます。そして花江は、生まれて初めて「負けたくない」という感情に出会うことになります。

『ハナバス 苔石花江のバスケ論』の魅力とは?

本作の大きな魅力は、バスケットボールの上達と花江自身の成長がしっかり結びついているところです。花江にとって最大の壁は、単純にシュートやドリブルができないことではありません。人と話すこと、相手の意図を理解すること、自分の考えを仲間へ伝えることそのものが大きな挑戦です。

しかしバスケットボールは、一人だけでは勝てません。パスを出すには仲間を見る必要があり、ディフェンスでは味方と連携しなければならない。花江がバスケを覚えるということは、同時に「誰かと一緒に何かをする」ことを覚えていくことでもあります。

特に面白いのが、花江が完全な運動初心者というわけではないところです。双子の妹・咲月との自主練を手伝ってきた経験などが、思わぬ形でバスケへつながっていきます。本人すら自覚していなかった能力が試合の中で武器になり、少しずつ選手として成長していく過程には王道スポーツ漫画らしい気持ちよさがあります。

花江だけでなく、周囲の女子選手たちも個性的です。第2巻では栗原を巡って花江たちが2on2へ挑み、第3巻では強豪・爽栄女学院との練習試合で花江が試合デビュー。さらに物語が進むとインターハイ予選にも挑み、最初は友達を作ることが目標だった少女の世界がどんどん広がっていきます。

試合では、単に身体能力の高い選手が勝つだけではありません。相手の特徴を観察し、どう攻略するかを考え、仲間の長所を生かす。その過程が丁寧に描かれているため、バスケットボールを詳しく知らない読者でも「なぜこのプレーが重要なのか」を理解しながら試合を楽しめます。

また、女子バスケットボールを真正面から描いているのも本作の特徴です。かわいい女子高校生たちの日常を楽しめる一方、試合になれば選手同士が本気でぶつかり合います。汗をかき、悔しがり、勝つために考え抜く。青春漫画としての親しみやすさとスポーツ漫画としての熱さが両立しています。

2026年8月発売の第7巻では、花江たち1年生だけで「アドバンスカップ」へ挑戦。初心者だった花江が仲間との経験を積みながら、少しずつチームの一員になっていく姿を追えるのが本作の醍醐味です。

ここからは、『ハナバス 苔石花江のバスケ論』のように、スポーツとの出会いによって世界が広がっていく主人公や、仲間との関係、女子選手たちの青春、努力による成長を楽しめる漫画を中心に5作品紹介します。

おすすめの作品を詳しく紹介

1.『あさひなぐ』

こざき亜衣による、女子高校生たちの薙刀部を描いたスポーツ漫画です。主人公・東島旭は、中学時代まで運動とはほとんど縁のなかった少女。高校入学を機に「強い女」になることを夢見て、薙刀部へ入部します。

最初は体力も技術もない旭ですが、仲間と練習を重ねる中で少しずつ自分の武器を見つけていきます。強い先輩やライバルに憧れるだけだった少女が、自分自身も勝負の世界へ踏み込んでいく過程が丁寧に描かれています。

『ハナバス』で、スポーツに慣れていない花江が仲間と出会い、「負けたくない」という気持ちを知っていくところが好きだった人には特におすすめです。女子部活ならではの人間関係と本格的な競技描写を両方楽しめます。

2.『ちはやふる』

末次由紀による、競技かるたに青春を懸ける高校生たちを描いた漫画です。主人公・綾瀬千早は、小学生時代に転校生・綿谷新から競技かるたの世界を教えられ、その圧倒的な速さと奥深さに夢中になります。

高校では自らかるた部を作り、仲間を集めて全国大会を目指します。個人競技としての実力が求められる一方、団体戦では仲間の存在が大きな力になるため、「自分が強くなること」と「チームとして強くなること」が同時に描かれます。

『ハナバス』で、仲間とのコミュニケーションを覚えながら競技者として成長する花江が好きだった人におすすめです。個性的な仲間や強烈なライバルが増えるほど競技の世界が広がっていく楽しさもよく似ています。

3.『メダリスト』

つるまいかだによる、フィギュアスケートを題材にしたスポーツ漫画です。スケートへの強い憧れを持ちながら、周囲からはスタートするには遅いと思われていた少女・結束いのりと、指導者として再出発する明浦路司が出会うところから物語が始まります。

いのりには誰にも負けないほどの情熱がありますが、最初から完成された選手ではありません。基礎を積み重ね、試合で失敗し、ライバルたちの実力に圧倒されながら、それでも「勝ちたい」という気持ちを強くしていきます。

『ハナバス』で、主人公自身も知らなかった可能性が競技を通して見つかっていくところが好きだった人におすすめです。努力の一つひとつが試合で結果につながる瞬間の気持ちよさと、選手を思わず応援したくなる感覚を存分に味わえます。

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4.『さよなら私のクラマー』

新川直司による女子サッカー漫画です。中学時代からサッカーを続けてきた恩田希たちが高校女子サッカーの世界へ進み、仲間やライバルとぶつかりながら競技に青春を懸けていきます。

個々の選手が持つ技術や特徴だけでなく、それをチームの中でどう生かすのかが重要になります。才能のある選手を集めれば勝てるわけではなく、それぞれの個性を理解し、チームとして機能した瞬間に試合の流れが変わっていきます。

『ハナバス』と同じく女子のチームスポーツを本格的に描いた作品を読みたい人におすすめです。女子選手たちが競技へ本気で向き合う姿、仲間との衝突や友情、試合の中で生まれる連携の面白さを楽しめます。

5.『ハイキュー!!』

古舘春一による高校バレーボール漫画です。小柄ながら驚異的な跳躍力を持つ日向翔陽は、中学時代に惨敗した天才セッター・影山飛雄と同じ烏野高校へ進学。ライバルだった二人がチームメイトとなり、全国を目指します。

バレーボールもバスケットボールと同じく、仲間との連携が欠かせない競技です。日向は一人では自分の能力を最大限に発揮できませんが、影山のトスと組み合わさることで強烈な武器を手に入れます。その後も仲間との関係が深まるほど、できるプレーが増えていきます。

『ハナバス』で、花江がチームスポーツだからこそ味わえる喜びを知っていくところが好きだった人におすすめです。初心者や未完成の選手にも役割があり、それぞれの長所を組み合わせて強敵へ挑む王道スポーツ漫画の熱さがあります。

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まとめ

『ハナバス 苔石花江のバスケ論』は、人間とのコミュニケーションが苦手な女子高校生・苔石花江が、初めてできた友達をきっかけにバスケットボールと出会い、チームスポーツを通して少しずつ成長していく三好宏平の青春スポーツ漫画です。

初心者の少女が部活動で成長していく物語なら『あさひなぐ』、仲間とともに競技の世界を広げていく『ちはやふる』、才能を開花させていく過程なら『メダリスト』がおすすめです。女子チームスポーツをもっと読みたいなら『さよなら私のクラマー』、仲間との連携によって新しい力を手に入れる王道スポーツ漫画なら『ハイキュー!!』も相性のいい作品です。

最初の花江にとって、バスケは高校生活の予定にはなかったものです。それでも友達に誘われて体育館へ足を踏み入れたことで、「負けたくない」「もっと上手くなりたい」「仲間と一緒に戦いたい」という、それまで知らなかった感情に出会っていきます。そんな花江を思わず応援したくなった人なら、今回紹介した5作品もぜひ読んでみてください。

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