『ベー革』が好きな人におすすめの漫画5選【高校野球・科学・成長】

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『ベー革』は、クロマツテツロウによる高校野球漫画です。主人公は、誰よりも強く甲子園を夢見る少年・入来ジロー。高校進学を控えたジローは、昨夏の神奈川県大会でベスト4まで勝ち進んだ新鋭の強豪校・私立相模百合ヶ丘学園へ入学します。

兄・一郎が強豪校で猛烈な練習を続けても甲子園へ届かなかった姿を見てきたジローは、「自分は兄以上に練習する」と意気込んで野球部へ入部。ところが乙坂監督から告げられたのは、「平日の練習は一日50分」「月曜日は休み」「坊主頭にする必要もない」という、ジローが想像していた強豪野球部とは正反対の方針でした。

練習量を増やすのではなく、限られた時間で何をするべきかを考える。選手それぞれの能力を分析し、投手起用や走塁、試合運びまで合理的に組み立てていく。それが相模百合、通称「サガユリ」が掲げる“ベースボール革命”です。

『ベー革』の魅力とは?

『ベー革』の最大の特徴は、高校野球で長く当たり前とされてきた考え方を一度疑ってみるところです。「強くなるためには長時間練習する」「エースが最後まで投げ抜く」といった従来のイメージに対し、サガユリはまったく別の方法で勝利を目指します。

もちろん、単に練習を楽にしているわけではありません。練習時間が短いからこそ、選手たちはその時間をどう使うのか考えなければならない。乙坂監督も感覚だけで指導するのではなく、選手の能力や試合状況を分析しながら、チーム全体を最適化していきます。

象徴的なのが、投手を豊富にそろえたサガユリ独自の投手運用です。一人の絶対的エースへ依存するのではなく、複数の投手を状況によって使い分ける。エース級のタイガを抑えに回すなど、高校野球の定石から外れた采配が次々と登場します。

そして物語が進むにつれて、「ベー革」は練習方法だけの話ではなくなっていきます。春の神奈川県大会では強豪校と激突し、サガユリの戦術が本当に通用するのかが試されます。光桐学院との戦いでは監督同士の読み合いまで加わり、グラウンド上だけではない頭脳戦も見どころになります。

春の大会をベスト4で終えたサガユリが夏へ向けて取り組む新たな改革の一つが「走塁」です。俊足選手を集めた“スーパーカー部隊”が作られ、ジローもその一員に選ばれます。

ここが『ベー革』の面白いところで、主人公だからすぐにエースや四番になるわけではありません。ジローは長い時間をかけて自分がチームへ貢献できる役割を探し、走塁やコーチャーといった部分から少しずつ戦力になっていきます。

第9巻では、春に敗れた健大高岡とのリベンジマッチで、ジローが代走としてついに実戦デビュー。派手なホームランではなく、走塁という武器で試合へ入っていく展開からも、「チームに必要な役割は一つではない」という本作の考え方が伝わってきます。

野球漫画として熱い試合を楽しめる一方で、「なぜこの練習をするのか」「なぜこの選手をここで使うのか」という理由まで描かれるため、野球の戦術や指導法に興味がある人にも面白い作品です。

『ベー革』は小学館「ゲッサン」で連載中。2026年5月にはコミックス第9巻が発売されており、激戦区・神奈川を勝ち抜いて甲子園へ進むため、サガユリの改革は現在も続いています。

ここからは、『ベー革』のように、高校野球の戦術、合理的な練習、選手それぞれの役割、強豪校との熱戦を楽しめる漫画を中心に、おすすめの5作品を紹介します。

おすすめの作品を詳しく紹介

1.『バトルスタディーズ』

なきぼくろによる高校野球漫画です。主人公・狩野笑太郎は、名門・DL学園野球部へ入部。甲子園を目指す強豪校の中で、厳しい競争や上下関係を経験しながら野球選手として成長していきます。

作者自身の高校野球経験をもとに描かれていることもあり、試合だけでなく寮生活、練習、指導者との関係、チーム内での競争など、強豪野球部の日常が非常に濃く描かれています。

『ベー革』で「高校野球部という組織そのもの」に興味を持った人には特におすすめです。サガユリとは方針が大きく異なりますが、選手がなぜその練習をするのか、強豪校がどうやってチームを作るのかを深く楽しめます。

『バトルスタディーズ』が好きな人におすすめの漫画5選【高校野球・青春・リアル】
『バトルスタディーズ』が好きな人におすすめの似てる漫画を5作品紹介。高校野球、厳しい練習、選手の成長、リアルな部活動など、『バトルスタディーズ』みたいな漫画を探している人にぴったりの作品を厳選しました。

2.『ダイヤのA』

寺嶋裕二による高校野球漫画です。中学最後の試合を終えた投手・沢村栄純は、東京の名門・青道高校からスカウトされ、全国から実力者が集まる強豪野球部へ入部します。

青道には沢村以外にも優秀な投手がおり、「主人公だからエース」という単純な構図にはなりません。降谷暁をはじめとしたライバルたちと競いながら、自分にしかない投球を磨いていきます。

『ベー革』で、複数の投手をどう使い分けるのかという部分や、チームの中で自分だけの役割を見つけていくジローの成長が好きだった人におすすめです。選手層の厚い強豪校だからこその競争と戦術を存分に味わえます。

3.『おおきく振りかぶって』

ひぐちアサによる高校野球漫画です。気弱な投手・三橋廉は、中学時代の苦い経験を抱えながら西浦高校野球部へ入部。捕手・阿部隆也とバッテリーを組み、新設されたばかりの野球部で強豪校へ挑んでいきます。

球速だけではなくコントロール、配球、打者の心理、守備位置など、一球ごとに選手が何を考えているのかが細かく描かれるのが特徴です。試合中の判断が結果へどうつながるのかをじっくり楽しめます。

『ベー革』で、根性論だけではなく「考えて勝つ野球」が面白いと感じた人には相性抜群です。選手の特徴を理解し、それぞれの長所を組み合わせて格上へ挑むところにも共通する魅力があります。

4.『忘却バッテリー』

みかわ絵子による高校野球漫画です。中学時代に「怪物バッテリー」と恐れられた清峰葉流火と要圭。しかし圭が記憶喪失となり、野球の知識まで失ったことで、二人は野球無名校の小手指高校へ進学します。

そこには、かつて清峰と圭に心を折られて野球から離れた選手たちも集まってきます。最初はバラバラだった彼らが、それぞれが抱える挫折と向き合いながら再び野球へ戻っていきます。

『ベー革』で、従来とは違う形でチームを作り、選手一人ひとりの能力を生かして強豪へ挑むところが好きだった人におすすめです。ギャグの勢いが強い一方、野球を諦めた選手たちの再生や試合描写はかなり熱く、チームが完成していく過程に引き込まれます。

5.『ドラフトキング』

『ベー革』と同じクロマツテツロウによる、プロ野球のスカウトを題材にした漫画です。凄腕スカウト・郷原眼力が、まだ世間には知られていない選手の才能を見抜き、ドラフト候補として追いかけていきます。

試合で目立つ選手だけがプロで成功するとは限りません。身体能力、成長性、性格、環境、ポジションなどさまざまな要素から、「この選手は将来どうなるのか」をスカウトの視点で分析します。

『ベー革』で、データや理屈を使って野球を見る面白さにハマった人には特におすすめです。同じ作者だけあって、「野球の常識を別の角度から見直す」という感覚も共通しています。高校野球の先にあるプロの世界まで知りたくなった人にぴったりです。

まとめ

『ベー革』は、クロマツテツロウによる新時代の高校野球漫画です。甲子園を夢見る入来ジローが入学した相模百合ヶ丘学園では、平日の練習はわずか50分、月曜日は休み。それでも科学的・合理的な考え方と独自の戦術によって、全国屈指の激戦区・神奈川から甲子園を目指します。

強豪野球部のリアルな組織と競争なら『バトルスタディーズ』、豊富な投手陣とエース争いなら『ダイヤのA』がおすすめです。頭を使って勝つ野球なら『おおきく振りかぶって』、個性的な選手を集めたチーム作りなら『忘却バッテリー』、野球を分析する面白さをさらに深く味わうなら同じ作者の『ドラフトキング』も相性抜群です。

長時間練習すれば強くなるとは限らない。速い球を投げる選手だけがチームに必要なわけでもない。『ベー革』は、高校野球で当たり前だと思われてきたことを一つずつ疑いながら、選手それぞれに勝つための役割を与えていきます。乙坂監督の“ベースボール革命”や、ジローが自分の武器を見つけていく成長に惹かれた人なら、今回紹介した5作品にも新しい野球の面白さが見つかるはずです。

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