『ざつ旅-That’s Journey-』は、新人漫画家の主人公がSNSのアンケートなどをきっかけに行き先を決め、全国各地を気ままに旅していく作品です。綿密な旅行計画を立てるのではなく、そのときの気分や偶然を楽しむ「ざつ」な旅が描かれています。
知らない駅で降りてみたり、旅先の景色を眺めたり、その土地ならではの料理を食べたり。大事件が起こるわけではないのに、ページを読んでいるうちに自分までふらっと旅へ出たくなるような魅力があります。
『ざつ旅-That’s Journey-』の魅力とは?
大きな魅力は、旅行を特別なイベントとして描きすぎていないところです。「絶対にここへ行かなければならない」という目的よりも、知らない場所へ行ってみること自体を楽しむ。その気軽さが作品全体の心地よい空気につながっています。
旅先で出会う風景や食事も魅力です。有名な観光地だけではなく、電車から見える景色や何気なく立ち寄った場所など、実際の旅行で記憶に残りそうな瞬間が丁寧に描かれています。
また、一人で行動する時間を肯定的に描いているところもポイントです。誰かと一緒でなくても、知らない町を歩き、おいしいものを食べ、気になった場所へ向かうだけで一日は十分に楽しい。そんな自由な感覚があります。
ここからは、『ざつ旅-That’s Journey-』のように、旅やアウトドア、ご当地グルメ、ゆったりとした日常を楽しめる漫画を5作品紹介します。
おすすめの作品を詳しく紹介
1.『山と食欲と私』
一人で山へ登ることを楽しむ女性が、登山と山ごはんを満喫するアウトドア漫画です。山頂や自然の中で食べる料理のおいしさだけでなく、登山へ向かう準備や移動時間まで含めた楽しさが描かれています。
誰かに合わせるのではなく、自分のペースで好きな場所へ向かう主人公の姿は、『ざつ旅-That’s Journey-』の気ままな旅とよく似ています。
知らない景色を見るワクワク感と食事の楽しさを両方味わえるので、旅先での風景やご当地グルメが好きな人には特におすすめです。

2.『ゆるキャン△』
キャンプを通して自然や食事、仲間との時間を楽しむアウトドア漫画です。みんなで過ごすキャンプだけでなく、一人で楽しむソロキャンプもしっかり描かれています。
目的地までの移動、途中で立ち寄る店、温泉、ご当地料理など、「目的地へ到着するまでの時間」まで楽しいのが魅力です。
旅やアウトドアを必要以上に大げさな冒険として描かず、自分にもできそうな楽しみとして見せてくれるところが『ざつ旅-That’s Journey-』とよく合います。
3.『ふたりソロキャンプ』
一人で静かにキャンプを楽しみたいベテランキャンパーと、キャンプ初心者の女性を中心に描かれるアウトドア漫画です。道具や料理などキャンプの実践的な面も楽しめます。
タイトル通り、一緒にいながらそれぞれの時間も大切にする独特の距離感が特徴です。自然の中で自分のペースを取り戻していく感覚にも心地よさがあります。
『ざつ旅-That’s Journey-』の中でも、知らない土地へ向かう時間や、一人だからこそ味わえる自由な空気が好きだった人におすすめです。
4.『孤独のグルメ』
仕事でさまざまな町を訪れる主人公が、その日の気分で店を選び、一人で食事を楽しむグルメ漫画です。豪華な料理だけではなく、町の食堂や身近な料理が魅力的に描かれています。
「今日は何を食べよう」と町を歩きながら考え、偶然見つけた店へ入る。その行き当たりばったりな楽しさは、『ざつ旅-That’s Journey-』の旅にも通じるものがあります。
観光そのものよりも、知らない町を歩いたときに見つける小さな楽しみが好きな人なら、特に相性のいい一作です。

5.『舞妓さんちのまかないさん』
京都の花街を舞台に、まかないを担当する少女と舞妓たちの日常を描いた作品です。料理を中心にしながら、季節の移り変わりや京都の暮らし、人と人との穏やかなつながりが描かれています。
旅そのものをテーマにした作品ではありませんが、その土地ならではの空気や食文化をじっくり味わえるところが魅力です。
『ざつ旅-That’s Journey-』を読んで、観光名所だけではない「その土地の日常」に惹かれた人なら楽しみやすい作品です。

まとめ
『ざつ旅-That’s Journey-』が好きな人には、目的地へ到着することだけではなく、そこへ向かう時間や食事、偶然の発見まで楽しめる漫画がおすすめです。
一人旅に近い自由な空気を楽しみたいなら『山と食欲と私』、キャンプと旅を楽しむなら『ゆるキャン△』や『ふたりソロキャンプ』、知らない町での食事に惹かれたなら『孤独のグルメ』が特に相性のいい作品です。
さらに、その土地ならではの日常や食文化を味わいたいなら『舞妓さんちのまかないさん』もおすすめです。『ざつ旅-That’s Journey-』を読んで感じた「どこかへ行ってみたい」という気持ちをそのままに、次の一冊を選んでみてください。

